The Uncounted
世界は毎年、存命の最も裕福な人々のリストを、1ドル単位の順位つきで発表します。これはもうひとつのリスト、The Uncounted(数えられなかった人々)です。どんなランキングにも映らない貢献をした人々を、物語として語り、順位をつけずに公開します。大切なのは見ることであって、並べ替えることではないからです。
どこの空港でも、雑誌売り場に行けば世界の成績表が見つかります。人類が純資産の順に並べられ、聖人のように写真に収められている。けれど、もうひとつのリストを発表する人は、誰もいません。千回目の夜勤に立つホスピスの看護師。無償のコードでインターネットの半分を支えるメンテナー。19年間、毎週火曜日に町のお年寄りを病院へ送り続けてきた男性。だから、私たちが発表します。
リストに載るまで:載るのは、その仕事に立ち会った人たちから推薦された人です。推薦すること自体が、ひとつの承認の行為です。称える手紙を書くのと同じように、物語を書いていただきます。その人が何をして、それが何を可能にしたのか。ここで重みを持つのは、立ち会った人からの推薦です。どうやってその仕事を知ったのか、ほかにも見ていた人がいるのかを伺います。自分自身を推薦することはできません。栄誉とは、そういうふうには働かないものだからです。
リストの作られ方:計算ではなく、人の目で選びます。編集者が物語を読み、選ぶ。栄誉が昔からそうして贈られてきたのと同じやり方です。スコアもなければ、数式もなく、称えることを人気投票に変えてしまう一般投票もありません。リストは順位なしで公開します。1位は存在しません。数えられなかった人々に順位をつけることは、善意のもとに同じ病を建て直すことだからです。
選ばれた人が受け取るもの:きちんと語られた自分の物語が、名前とともに公の場に置かれること。そして、この運動からの称える手紙です。賞金は、あえてありません。その理由の説明は、このサイトの半分を占めています。また、ご本人の同意なしには何も公開しません。最良の貢献者のなかには、日の当たらない場所を好む人もいます。このリストは、その人をそこにそっとしておくことで、その望みを尊重します。
第1回の推薦を、下記で受け付けています。各回の発表は、億万長者ランキングが世に出るのと同じ季節に行うつもりです。ふたつのリストは、並べて読まれるべきものだからです。
誰かを推薦する
ランキングが見落とした人を、教えてください。
物語が心のなかにあるなら、5分で書けます。たいてい、もうあるものです。
会社として推薦しますか? それが、組織がこの運動に参加する方法です。
記録しました。その人を見ていてくれて、ありがとうございます。
推薦を受け付けました()。すべての物語を読み、何かを公開する前には必ずご連絡します。物語が新しいうちに、もうひとつだけ価値のあること。ご本人にも、直接伝えてください。リストには1年かかりますが、手紙なら20分です。